【韓国の若者】3つのことを諦めた世代、日本の悟り世代との共通点

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徴用工判決始まり、日本のホワイトリスト国除外を契機に文政権の国を挙げた反日政策、日本製品不買運動、韓国人観光客の減少、文政権が選んだ法相チョグク氏の家族の不正疑惑、玉ねぎ男と呼ばれるくらいに剥いても剥いても何か出てくるという、そんな韓国のニュースが毎日のように日本のメディアで取り上げれてました。

日本のメディアがなぜ韓国のニュースを取り上げるのかそれはまさに視聴率が取れるからだそうです。

文政権の反日政策に違和感、嫌悪感を覚える日本人が多い反面その一方で韓国の政治や内情は視聴率がとれる。また若者はK-POPに陶酔し、高齢者は韓流ドラマに魅了される。ほんとは嫌いではないはずです。

近くて遠い国と呼ばれた国、韓国の若い世代は現在なんと呼ばれているかご存じでしょうか。

3放世代(Sampo Generation)と呼ばれています。

はて?3放世代とはなんじゃ?

英語にすると

Three giving-up generation =

3つの物をあきらめた世代

英語にすると分かりやすいですね。

韓国の若者が手放した三つとは何なのか?
  1. 異性関係 Courtship
  2. 結婚 Marriage
  3. 子供 Childbirth

Courtshipというのは結婚前の恋愛関係の期間という意味なのですが、3つを諦めてる世代が韓国の若者の多くにいると言われています。

理由として挙げられているのが下記です。

  • お金がない、貯蓄がない
  • お金があったとしても関係構築するのが困難である
  • 仕事を得ることが難しい
  • 将来への不安
  • 借金が多い(奨学金等も含む)

実はこの3放世代は、日本のさとり世代(10代~20代)と比較されることがあり非常に多くの共通点があります。

  • 恋愛をしない
  • 自分の人生に時間を費やしたい
  • スマホの映画、音楽、ゲームが楽しい
  • 物欲がない
  • お金を使わずとも幸せであればOK

韓国の3放世代も日本のさとり世代も恋愛に対して臆病になっているというのではなく

異性付き合い、結婚=コスト、リスク

合理的に判断していると言われています。

日本の若者の恋愛離れについて記載された新聞記事です。

「若者の恋愛離れ」を考える 「割に合わない嗜好品に」:朝日新聞デジタル 

恋愛にはお金がかかる、不景気で賃金も上がらない、将来の不安も大きい。若者はバブル時代など知らないし、会社で定年まで勤める、40代になれば管理職、年収1千万、退職金3千万みたいな時代はもはや来ることはないと知っている。会社に貢献し、出世するより今の自分の生活に重きを置きたいと思う若者が多い。

スマホがあれば、十分に楽しみを満たされる。だから無理に面倒な恋愛をする必要は合理性に欠けるという意見です。子供を育てるのに3000万とか、年金受給年齢は70まで引き上げられ、最近、年金とは別に2000万必要だと金融庁の試算が話題になりました。これらを見ると現実主義に走るのも理解できます。

恋愛=嗜好品という表現も現代的なのかもしれません。

韓国では、現在若者の就職難、失業率の高さ、大変な問題になっています。

3放世代と呼ばれる人たちは、まず厳しい受験戦争にさらされます。受験戦争を勝ち抜いて、一流大学(ソウル大学)に入ったとしても大企業、財閥企業に入れる若者はごくわずかだと言います。

賃金や条件の悪い中小企業には入りたくないので大企業を目指すがハードルは高く、程遠いと言います。ここ何年も韓国の景気も悪く、中小企業の非正規になくなくついたとしてもだ月給7万~10万とかザラらしいです。大卒でも無職の人が多く、若者の失業率が9%~10%(日本の約2倍)という悪さです。

そして合計特殊出生率が0.982018年)と女性が生涯に子供を産む数が1%を切っていて、先進国では最も低い値です。低い低いと言われている日本でさえ1.4%前後です。精神的なストレス社会で、OECDの中の自殺率も非常に高く、若者には生きづらい環境になっています。

政治摩擦で国家間が遠くなってますが、韓国の3放世代、日本のさとり世代、共通点が多く、不景気、置かれた環境や将来への不安、恐らく感じていることは近いものがあるように見受けられます。

本来は何かをあきらめた世代は、日本だと~離れだと呼ばれることで揶揄されていますが、一人ひとりが固定観念ではなく、柔軟に変化していくことができる、自分らしく、また隣国の同世代がつながって、新しい時代を作っていってほしいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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