どうも、らく助です。
新型コロナで対応が危機な状況に陥っているのがアメリカですが、今、この人が大統領だったら、どうだっただろう、そう考えているアメリカの国民も多いと思います。
それはバラク・オバマ元大統領です。
新型コロナの状況に関して、初めてオバマ元大統領が意見を述べました。
痛烈な政権批判も含んでいますが、あまり日本のニュースでは言わない部分ですが、「今こそ、若者よ、下を向くな。立ち上がれ」という若者へのメッセージがメインなのです。
本日はオバマの演説に込められたメッセージを解説いたします。

オバマ元大統領の言葉は本当に力強いんだ。
一つ一つの言葉が、人々の心に響く。

トランプ大統領の言葉より重みがあるわね。
だってTwitterでつぶやく言葉が軽いもん。

うん、アメリカ国民の中にはオバマに今発言してもらいたいって
人も多かったみたいで、今回の演説は反響が大きかったんだよー。

そうなんだねー。是非、聞いてみたい!

うん、日本人の私たちが聞いても、心に響いてグッとくるものがあるから是非、聞いてみるといいよー(*^-^*)
オバマ元大統領が新型コロナに関して、米政府の対応を批判!
現在、トランプ政権への対応批判も多くなっているアメリカの現状ですが、そんな中
元大統領のバラクオバマが、アフリカ系の米国人のために設立された大学のHBCU卒業式で
オンライン演説をいたしました。
この演説では世界中で発生しているパンデミックについて言及するオバマ元大統領の
言葉ということで話題になりました。
オバマの演説というのは冷静かつ論理的で、抑揚があり、人々の心を動かす言葉が散りばめられて
います。
アメリカは現在、感染者数、死者数共に、世界で1番多い状況で、5月に入り減少中ではありますが、いまだ危機は脱していません。
日本と比べても分かりますが、それは比較できる数字ではないくらい深刻きわまりない
数字だと分かります。ベトナム戦争の犠牲者(約6万人)を超えたことでも話題になりましたが、
その数字は現在も上がり続けています。
5月21日時点 アメリカ 感染者数 1,591,991
死者数 94,994
More than anything, this pandemic has fully, finally torn back the curtain on the idea that so many of the folks in charge know what they’re doing,
A lot them aren’t even pretending to be in charge.
– Obama speech “Show Me Your Walk, HBCU Edition,”
何よりも、このパンデミックが、現政権の多くが自身がしていることを理解しているという
考えは全てが終わりを告げていると示している。
多くの者が、それを担当するというふりさえしていません。
ー英訳 らく助
コロナ禍を生きる心に響く若者へのメッセージ
パンデミックの世界を生きるのは過酷だが、大人たちはこの状況をコントロールできていない。
オバマはこれからは君たちの時代だと伝えてます。
若い世代が世界を作り上げていくんだと、言います。
是非、下記の動画を見てみてください。
【高校を卒業する君たちへ:オバマ前米大統領からのメッセージ】
「私たちの言う事は聞かなくても良い」。オバマ・バラク前米大統領が、コロナ危機で卒業式に参加できない全米の高校生たちにメッセージを送った。 pic.twitter.com/q1ezdcBLg1— Brut Japan (@brutjapan) May 19, 2020
このパンデミックが示したことは、米国内の人種間や貧富の格差であり、社会の根強い医療の問題だったり、本当に必要な人に届かないヘルスケアシステムの欠如だったり、そのようなことを明らかにしたといってます。新型コロナで犠牲になった多くが、黒人やヒスパニック、そして医療を受けられない低所得層だったことを考慮すると、新型コロナは米国の民主主義や人種的な問題格差などの複合的な問題に、大きく起因している部分が存在するのです。
アメリカでは、黒人が新型コロナウイルスで死亡する割合が圧倒的に高い。一体なぜか
出典:ハフィントンポスト
そして、オバマは現政権のコントロールが出来ていない状況を批判し、これからは大人の言うことを聞かくなくていい。私の言葉でさえ。君たちが世界を作っていくんだとメッセージを残しました。若者への強いメッセージです。
英文の下に和訳いたします。
you decide to ground yourself in values that last, like honesty, hard work, responsibility, fairness, generosity, respect for others. You won’t get it right every time, you’ll make mistakes like we all do. But if you listen to the truth that’s inside yourself, even when it’s hard, even when it’s inconvenient, people will notice. They’ll gravitate towards you. And you’ll be part of the solution instead of part of the problem.”
– Obama speech “Show Me Your Walk, HBCU Edition,”
君たちは、正直さや、勤勉さ、責任感や、公平さ、寛大さ、他社への思いやり等、将来にわたって持ち続けるだろう価値観の中に身を置くことを決意しました。
毎回正しいとは限らないし、私たちが犯したように、間違いを犯すこともあるだろう。
しかし、どんなに厳しいときも、不便な時も君たちの中にある真実に耳を傾けることで
人々は気づくはずだ。彼らは君たちのことへ歩み寄るだろう。問題の一部ではなく、解決策の一部に君たちがなるんだ。
ー英訳 らく助
オバマがスピーチで若者へ残したかった言葉たち
残念ながら日本の政治家にはオバマ元大統領のような心に響く演説をする人が少ないような気がしています。新型コロナで響くのは、海外の多くの政治家の言葉であり、日本の政治家はなぜかそれがうまく表現できないのがもどかしいと思います。
現政府に期待するな、大人でも右往左往して、現在は問題ばかりの国になってしまったと、これからは若い世代が政治もそうだが、世界をより良い方向に作り上げていくのだということをオバマはメッセージとして送っています。
非常に心に響く、若者へのメッセージです。
今、パンデミックという混沌の時代だからこそ、より強く言葉の力を感じますね。
私たちもこのような言葉を胸に、新しい世界を生きていく決意をすべきときなのかもしれません。
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