安倍首相が電撃辞任に日本中に激震が
走った。コロナ対応の真っ最中で、まさに
今は有事、緊急時であるため、この状態で
首相が変わるとは予想し難い結果だった。
途中で政権を投げ出したと言われても
おかしくないタイミングだからである。
そして内容は予想していた会見とは全く
違うもので、安倍首相は持病である
潰瘍性大腸炎が再発し、職を継続するのが
困難だと判断したのが理由だと
言われている。
残り一年を待たずに、新政権に渡すのはこのタイミングしかないと考えたとのことだ。
コロナ対応に関してコントロールが出来ていないという評価が世論では起こっており安倍政権への不支持率は高くなるばかりであり、支持率の低下は避けられない状態だったことは確かである。
コロナ対応へのストレスが持病の潰瘍性大腸炎を悪化させたのではないかとも言われている。
安倍首相は会見で7月の波は収束し、国民分のワクチンの確保も行われたということだったが、現実は収束とはほど遠く、お盆休みが終わり、経済活動が活発化した後、9月後半くらいからまたコロナ拡大してもまったくおかしいない。
安倍首相の電撃辞任は海外の反応も反応が早く、世界中のメディアで取り上げられた。
またSNSを通じて、世界の首相や大統領からもこれまでの長期政権の功績に対する敬意が届けられた。
安倍政権の功績として評価されているのが各国のリーダーとの関係を良好に築き上げたということである。中国、韓国、北朝鮮は問題が複雑なため、そこは簡単ではないが、同盟国との関係構築に関しては外交の成果として評価が高かった。
そういうところが今回の各国のメッセージからも理解できる。
トランプ、メルケル、ボリスジョンソン、蔡英文、各国のリーダーがメッセージを発信していた。
安倍首相が指摘した拉致問題と改憲、ロシアとの平和問題は今後も引き継がれる最優先の課題になるのだろう。
しかし、森友家計問題や公文書改竄など不明瞭なまま残った問題もある。
それでは、今後は誰が首相になるのか?
今言われているのが、石破氏、岸田氏、菅氏の中から選ばれるのではないかといわれている。
次の首相が誰になろうとも課題はたくさんある。
- 冬にくるコロナの波の対策
- オリンピックが実施できるか
- 戦後最悪の落ち込みの経済対策
- 倒産、失業、雇用の対策
- 中国の南シナ海侵攻問題
もはや未曾有の対応が政治に求められるだろう。国民の目は厳しくなり、首相への批判、非難も強くなるだろう。
今の流れにあるコロナをインフルと同等に扱うのは非常にリスクがある。
第二類から第五類への変更というのも大変医療機関、体制を度外視とした無茶苦茶な話だと思う。インフルのように街の医療機関で誰でも検査というのは、院内感染を拡大するだろう。今のところデメリットだらけだ。
無症状の若者から広がるコロナは単独で検査、対策、医療体制の強化が求められるものだ。コロナ収束はそんなに甘くはないだろう。
安倍政権も、コロナ対策、検査が増えない体制や対策がちぐはぐで失敗を繰り返し、説明もなされないまま、国民は不信感しかもてなかった。
日本は高齢化社会であり、リスクを持つ人が多いのが事実である。冬にコロナが変異し、強毒化しないとも限らない。
コロナ対応に耐えられるだけの首相が求められるが、誰がなっても非常に厳しい時代に日本は突入するだろう。
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